スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THEキラキラ8犬伝、制作の流れ(その1)

2007年1月
私、小柳が所属するシアター生駒のメンバーの一部で、「南総里見八犬伝」を舞台化する動きが出始める。
私もその実行委員会に加わり、今まで未見だった八犬伝の世界に初めて触れる。

この実行委員会自体はやがて立ち消えになってしまうのだが、八犬伝に「ヒーローものの原点」を見た私は、いつか舞台で八犬伝をやろうと、自分なりにプロットを書き始める。

この段階で考えていた事は、

・原作の名場面をちゃんと抑えた上で、2時間以内に収める
・8人が揃うところに最大のカタルシスを感じるので、そこを必ずクライマックスに持って行く

以上の2点

だが、あの長編作品である「八犬伝」を、全体的な流れを残したまま2時間以内で収めるのは容易ではなく、場面構成と登場人物整理がひたすら続く。特にこれといった打開策も得られぬまま・・・


2007年2月
劇団キラキラ座10周年記念のCDドラマ「他人戦隊ストレンジャーALIVE~独裁西域記~」(2004年収録)がようやく編集完了
この頃から、2年後に控えた「15周年記念」の取り組みを意識するようになり、
「10周年で3年かかってしまったのだから、15周年は早めから準備しよう」という事で、
遊び半分のプロットを書き始める。

が、この時点で考えていたのは、また「CDドラマ制作」であり、内輪騒ぎの傾向が強いものだった。
題して・・・

超能力刑事VERSUS
 THE KIRA×2 ALLSTARS
~村上家のちょっとだけ長いクリスマスイブ~

#32を中心に、#2324・25等の内容を組み合わせたものだが、あらすじを書くと・・・

超能力犯罪者が過去のキラ座の公演から悪役だけを集めて、同盟を結成。
自分たちの負の歴史を改ざんすべく、大洪水を起こして、キラキラ座15年の歴史を文字通り「水に流してしまおう」と企む。
起こった大洪水によって流されてしまった村上家。
その家族を救出にやってきた、SP-0のアニィーとヒロシだったが・・・
駆け付けたサンタとトナカイは、本当にボスとゴローの変装ではないのか?
そして、この危機を救う唯一の手段、ギタリストキャノン・バキュームクリーナーモードは起動できるのか?

・・・というもの。
まず、05年制作の#32が中心な時点で、09年時点の現役団員が置いてけぼりになる。
が、この頃の私は、そうなる事に少しも気がつかなかった。
この時点では記憶に新しい作品でも、2年後にはそれに携わった団員が全て卒業してしまっている・・・
学生劇団の世代交代サイクルは私が思うより遥かに早かったのである。


2008年2月
その後も、「八犬伝」と「CDドラマ」のプロットは特に大きな動きも無く、ひっそりと書きすすめられていた。
CDドラマ・・・、「8犬伝」にも使われる要素が微妙にあると言えばあるのだが(過去公演のネタが散りばめられてる点や、主題歌「煌めく伝説」の歌詞の存在など)、このプロットは、皆に見せる前に私自身の手でお蔵入りになる。

卒業後の演劇活動を通じて、やはり劇団の記念行事は芝居の「公演」であるべきで、お客さんに観て頂いてこそ意味があるという意識が強くなっていったのである。

では、どうするか・・・
お客さんに15年の歴史を感じて頂き、現役がこれまでのキラ座を知るキッカケを作るためにも、
「全員集合!」的要素は入れたい・・・
だが、それだけではいけない。
何か、それを散りばめる為の大きな土台が必要・・・


って、あるじゃない!


かくして「八犬伝」の中に、キラ座の過去ネタを組み入れていくという基本アイデアはこの時点で生まれた。


2008年3月
#36の裏公演(08年度の新歓公演)の稽古と#36の台本執筆が同時並行でスタート
この頃から、#36で新人公演、#37で学祭公演、#38で卒業公演、#39で次年度新歓公演をすれば、15周年の学祭公演をキリの良い#40にできるという目処が立つ(実際、見事にそうなる訳だが・・・)

そして、肝心要の台本だが、最初は里見家を吉良家にする等の可愛らしい改編だったのが、「携帯電話」などの各種アイテムを組み込もうとすると、日本の戦国の世の話にするのはどうしても無理が出始めたため、開き直って、全く別世界の話にしてしまうことを思いつく。所謂「キラキラ座」という星座の設定である。
これにより、物語の自由度が一気に上がったため、プロット作成はサクサク進み始める。


2008年4月
#36の裏が終了、1回生が2名(白井と田中)入団する
mixiのキラキラ座コミュニティ内で、「何して祝う?15周年記念」のトピックがつくられ、徐々に本企画を浸透させはじめる


2008年5月
15周年公演の最初のプロット(と言うには簡単すぎるあらすじの羅列だが・・・)ができあがる。
この時点では裏幕(三宮先生とシンベエのくだり)が存在せず、タイトルも「大激戦!THEキラキラ8犬伝」だった。
先の日記でも触れた通り、本タイトルは08年9月公開の映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」(ラストシーンのエキストラの中に私がちゃっかり映っている)をもじったモノなのだが、まさか、こんなふざけたタイトルでそのまま通ってしまうとは、私自身意外だった。

後に「大劇戦」に変わったのは・・・

・「劇戦」が「激戦」と同じ意味を持つ単語であると分かったこと
・裏幕の挿入で、「劇中劇の戦い」という意味合いが出てきたこと
・タイトルをシャッフルすると「劇だんキラキラTHEせい8犬伝(劇団キラキラ座制八犬伝)」となるようにしたかったこと

以上が主な理由である。

また、裏幕の挿入には、「クライマックスでのシンベエの登場が唐突にならないようにする」「ラストの落ちにヒネリを加える」等の理由があるのだが、まさか本番で「軌道修正」という重大な役目が与えられるとは想像もしなかった・・・(コレについては後日詳しく)


2008年8月
台本の第一稿が完成
#37の台本打ち合わせの席上に持って行ったのを皮切りに、W村上や花岡、西山などのOBに少しずつ回し始め、確認してもらう。
(OBに回したのは本公演への出演交渉という側面もある)

この時点では、どれだけのOBの参加があるか目処が立たなかったため、
とりあえずはキャスト数を稼ぐためのキャラクター配置がされている。
例えば・・・

ムラカミ家に向かう途中のシノが時政さんに出会ったり(シノは時政さんの話し相手をしている間に村雨丸をすり替えられる)、

「プレイバックPart2」を歌うためだけにケノがキューティーアニィー(#32)に変装したり、

ナレーション要員としてケンケン(#27・28)が出てきたり・・・

また、アヌビスキラアクはプロローグで消滅し、15年後の現在には、息子(自称娘)のアヌビスキラアク二世が別キャストで登場する事になっていたので、8幕におけるドンデン返しも存在しなかった。
(ちなみに消滅させられ、犬士の珠に転化させられるアヌビスキラアクには座長をキャスティングする想定であり、のっけから世代交代感を強めるつもりだった)


2008年11月
#37の上演、現役団員が初めてパルテでの公演を体験する。
また、台本を読んだ清水の手で、主題歌「煌めく伝説」に曲が付けられ、デモテープが小柳の元に届けられる。
#36~37を通じて、団員の数がだいぶ増えた事もあり、本番を1年後に控えて、#40はかなり現実味を帯びてくる。


2008年12月
座長と相談した末、12月26日(金)に15周年公演の実行委員会的な呑み会をする事に
各世代から万遍無く10人ほどが参加した
この時点で、決まった事柄は・・・

・2009年11月1日(日)午前11時~ パルテノン講堂にて上演。旗揚げ時と同様の学祭公演。300人の集客を目指す!
・演目は、対抗馬が出ない限り、とりあえず小柳の脚本でやる。2009年4月には決定稿を上げるので、それまでにあらゆる関係者に準備稿を回して意見を乞う
・稽古開始は2009年5月。それまでにキャスト・スタッフの構成をあらかた決める
・映像でもアニメでも、入れられる要素は何でも入れる

・・・と、いうもの。
開演時間は、学祭のタイムテーブルの都合で後の変更になるものの、おおよその事はこの時点で決まっている。
300人動員の話は流石に忘れていたが・・・


2009年1月
廣田姉さんに「キャラ設定に無駄は無いか」という指摘を頂き、
「単に面白いから」という理由でオカマにしていた「アヌビスキラアク二世(後のアスビーヌ)」の設定を再考することに。

その結果、「キラーQ」というエネルギー球体を新たに設定
(アヌビスキラアクの邪悪な力という曖昧な表現だったのが、「邪悪な大きな玉が8つの正義の珠に分かれた」という具体的なイメージに変わった)

そして、
アヌビスキラアクはその玉を奪われたためにオカマになってしまった

侵略兵団はそれを取り返しにきた

バキュームクリーナーもマジーロもそのためのアイテムだった

という具合に、場面場面を個々に盛り上げるためだけに存在していたものが、全体的なまとまりを帯びるようになった。
また、キャラクターが多すぎるという意見を受けて、時政さんやアニィー等のキャラもここでオミットしている。

あとは伝えるべきメッセージを如何にハッキリさせるかが最後の課題に・・・
それは即ち、犬塚シノのキャラクターをどう描くかという問題でもあった


2009年3月
シノの描き方に多少の不安を残しつつも、一応の決定稿が完成。
#39の稽古の合間を縫って、本読みが2回に分けて行われる
実際の上演時間が約1時間40分だったのに対し、この時点の読みでかかった時間は1時間20分ほど。
だが、ネックなのは、新歓公演の#39でどれだけの新入団員が入ってくるかという事であった。
世代交代劇の側面を持たせた自分としては、「現役チームとOBチームの対立構造」を持たせてキャスティングするのが大前提だったのだが・・・


2009年4月
#39が終了し、新入生が4名入団!
現役だけで8人の犬士が揃えられる・・・

もう迷いは無くなった。
こうして#40「大劇戦!THEキラキラ8犬伝」の制作が正式に始動するのである。




スポンサーサイト

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

劇団キラキラ座

Author:劇団キラキラ座
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。