スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THEキラキラ8犬伝、制作の流れ(その2)

2009年5月
さて、早速キャスティングである。
コレが決まらねば、すべては始まらない。

まずは8人の犬士

ケノを除いて、設定上の性別は全員「男」
よって、5人の男子は有無を言わさず全員犬士に決定

あとは女子をキャストとスタッフに振り分けるべく、どちらが良いか希望を聞く。
すると、ちょうど良く3人がキャストに名乗りを上げた。
まったく、ウマい具合にハマるものである。

それでは以下に、8人のキャスティングとキャラクター設定に関して、雑記することにしよう。


・犬塚シノ
シノデザイン
台本を書き始めた段階で、糸井をキャスティングするのは内心決めていた。
村雨丸で必殺技を決めるくだりがヒーローチックなのも、それを意識しての事である。
(だってアイツ、ああいうの好きだもの。まぁ、糸井がいる内にヒーローものは一度やらなきゃという思いはあった)
初稿ではヒーローとしての側面が強めだったのだが、ゲンパチとの対比でその要素は薄まり、一発ギャグまでやってしまう、楽しい男になった。(勿論、ここぞという所でヒーローになるのだが)


・犬川ソウスケ
ソウスケデザイン
原作よりもシノの弟分としてのキャラを強調したソウスケは、女子をキャスティング
ただ、ソウスケ役の田中万結は#37と39で男役だったので、こちらも特に抵抗は無かった。
(ちなみにソウスケの仕込み笛「月音」の名称は彼女が#36で演じた役の名に由来している)
「動物と会話できる野性児」という設定は、サモジーロがトラジーロに変身する設定が出来てから、加わったものだが、それによって更にはトナカイが終始無言になることに・・・(決定稿の段階でも、トナカイは言葉を喋る事になっていた)


・犬山ドウセツ
ドウセツデザイン
原作では火を操る道節だが、舞台上で再現不可能という理由で、早々に「雷を操る」に設定を変えている。
が、これにより、#27・28の「あらしのよるに」の再現が出来たり、バキュームクリーナーを起動させる8幕の大事な見せ場が生まれた。
ちなみに原作で仇の扇谷定正(実は影武者)に近づくために名乗った偽名は「大出太郎」だったが、#35の登場人物にちなんで「山田太郎」に変更している(一応、「山」繋がりにはなっている)
また、結局仇打ちが出来ず終いなのは原作通り。


・犬飼ゲンパチ
ゲンパチデザイン
原作の現八は、捕り物の名人だったが、初登場時は罪に問われて牢に入っていた。
信乃を捕える事を条件に牢から出る事を許され、信乃との一対一の戦いにいたる・・・
が、そのようなバックボーンを描いている時間は無いため、今回は追っ手として分かりやすく、レンジャー部隊の隊長という事に・・・(4幕は「芳流閣の戦い」のリメイクのつもりである。)
最終的にはシノよりも正統派のヒーローという位置づけになり、「ジュダイへの憧れ」という本作独自の要素が加わった。

キャスティングに関して最後まで難航したのが、シノとゲンパチとドウセツ(糸井と白井と上川)。
どうすれば、一番バランスが良いのか・・・
(最初期には糸井や裕をゲンパチ、上川をダイカクにする案もあった位)
だが、#39の天城(糸井)と駒形(白井)の芝居が、シノとゲンパチの関係性に通じる部分もあったため、最終的にそのコンビを今回もあてはめる事に。
ちなみに、ドウセツのキャスティングに当たっては上川の#37での芝居を参考にした。


・犬田コブンゴ
コブンゴデザイン
コブンゴは巨漢の力持ちというキャラ
見た目からして分かりやすい「体格」が必要とされたのだが、
09年3月時点では、スラっとした体型の者しかおらず、どうしようか正直頭を痛めていた。
そこへ入って来たのが一回生の町田!
当人は裏方志望だったのだが、私と糸井の強引な押しにより、コブンゴに決定。
そして、決定と同時にコブンゴには、「11月までその体型を維持する」という使命が与えられたのであった。

しかし、制作スタッフ不足のキラキラ座・・・、裏方として大成して欲しいという思いが無いわけではない。


・犬村ダイカク
ダイカクデザイン
最初はキラアク側にいるダイカク。
フナムシに変装していたケノも含め、2人も犬士を敵側に配置した理由は・・・

実は今回の芝居、キラアク兵士を除くと、純粋な悪人が3人しか登場しない。
アヌビスキラアク(アスビーヌ)、チュウネン(イッカク元帥)、サモジーロ(トラジーロ)
その一方でヒーローは8人・・・
8対3では明らかに、勝負が見えている。
かといって、これ以上キャスト数は増やせないし、キャラの交通整理も大変・・・
ならば、犬士側から2人ほど借りてこよう、そうすりゃ6対5だ
てな訳で、原作でもニセの父をずっと慕い続けていたダイカク(とケノ)がチョイスされてしまったのである。
(ちなみに、キラアク遺伝子コンバーターで犬士同士を戦わせたのも人数バランスの問題である)

犬士がシャレコウベの願いを受けて、偽のイッカクの元からダイカクを救いだすのは、原作通りの展開。(ただし、原作で救いだすのは現八が単独でだった。)


・犬阪ケノ
ケノデザイン
原作では実は男の毛野
だが、男役の女子が他にもいる中で、「見た目女の実は男」を女子が演じるのは、分かりづらいという事もあり、勝手に紅一点にしてしまった訳である。
原作でも女田楽・乞食・居合師に扮していたことを生かし、変装の名人として設定。
過去作品からの客演キャラ(トナカイ除く)が実は彼女一人という事で、ギリギリ統一感を持たせている。
毛野も道節と同じく、親の仇を追っているキャラなのだが、今回は「復讐」を肯定しない筋書きのため、そのテーマはドウセツのみに持たせる形になった。


・犬江シンベエ
シンベエデザイン
最年少15歳のシンベエ。
15年目の象徴という意味もある事から、初めから一回生をキャスティングする想定でいた。
(08年時点では、キラ座だけで頭数が揃うと確信できなかった事もあり、劇団からっぽに所属している現役高校生をキャスティングする事も検討していた)
原作では小文吾の妹の子ども。両親の死後に神隠しにあい、伏姫神女直々に育てられ、立派に成長して帰ってくる。
フセ姫がシンベエを異次元(というか我々の現実世界)に飛ばし、夢の中で物語を見せるという展開は、この「神隠しからの生還」をイメージしたものである。
裏幕において、三宮との一対一の芝居がある事もあって、既に演劇の経験がある河原がキャスティングされることに。




数度の本読みを経て犬士のキャスティングが決まったのは、5月20日の事だった。
これ以降、毎週水曜日は午後から稽古を実施。
柔軟と発声の後、各場の形を作っていく事になる。

稽古も後半になると、柔軟と発声をすっ飛ばしてしまう事も多々あったのだが、
やはり多少の余裕がある時は、欠かさずやってもらいたいものである。


さて、お次はOBチームだが・・・








スポンサーサイト

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

劇団キラキラ座

Author:劇団キラキラ座
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。